#内科が細かく分類される事を知っていますか?

#病気

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【目次】

#1 内科はさらに細かい科に分類される
#2 細かい科を知っておいた方が良い理由
#3 あなたが受診するべき科
#4 クリニック専門領域の見分け方

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#1 内科はさらに細かい科に分類される

みなさんは、体調を崩した時に
クリニックや病院を
受診されると思いますが、
受診している先生が
何の病気を専門の先生かを
意識した事はありますでしょうか。

現在、医学は急速に進歩し
莫大な知識が
日々大量に更新されています。
これまで
正しいとされていた知識が
突然誤りであると変更になる事は
日常茶飯事なのです。

医師も万能ではありません、
全身を完璧に診察し
治療できる医師は
現在は殆ど存在しないと
考えて頂いて構わないと思います。
現在の医学は各臓器に分けて
その分野を特化して習熟し
専門性の高い知識を身に着けて
診察、治療をする事が一般的となっています。
専門分野だけでも
最新の知識を更新し続けるのは大変ですので
全身の知識を
最先端で更新し続ける事は不可能と考えます。

今回のテーマは
あなたが受診するべき
内科の分類をお話ししていきます。

#2 細かい科を知っておいた方が良い理由

現在の医療は大きく分けると、
内科、外科、救急科、精神科、
麻酔科、小児科に
分類されるかと思います。

さらに
内科は
 消化器内科、循環器内科
 呼吸器内科、代謝内分泌内科
 神経内科、膠原病内科
 腎臓内科、血液内科
 に細かく分類されます。
(外科も細かく分類されますが、
   今回は割愛させて頂きます)
(参考に以下が
  厚生労働省の標榜科の指針です)
https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/isei/kokokukisei/dl/koukokukanou.pdf

クリニックは
内科の先生が
開業している事が多いと思います。
その中でも
一生懸命に勉強した先生には
本来の専門領域の科があるはずです。
内科の中に含まれる臓器は
食道、胃、大腸、膵臓、
肺、腎臓、血液、脳、
神経、心臓、血管など
数々の臓器が含まれてしまいます。
本当は胃が専門の先生が
心臓の細かい診察は難しいように、
心臓の先生が
胃の診察をするのはやはり難しいです。
つまり、あなたが胃が痛いのに、
心臓の専門の先生の
クリニックや病院に受診するのは
メリットが少ないと
考えて頂いた方が良いかと思います。

本来なら医師は
全身を診察し
治療を出来るのが理想ですが
前述したように
現代の医学は
あまりにも多い知識量が必要となり、
全身を診るのが
難しくなってしまったのです。

しかし、
みなさんの中で
医師は全身の症状に詳しいと
思っている方が
少なくない印象があります。
先ほどの
胃が痛い時に
近くの心臓の先生を受診する事は、
我々医療者から見ると
80歳の高齢者が
小児科を受診するのと
同じ事のように見えてしまうのです。

最近は専門性の
縦割りの医療形態に警鐘がなされ、
随分改善され内科全般を
広く扱える総合内科という
新しい科も出来てきていますが、
広く扱う分だけ
知識を浅くしなければならない
現実もあります。
町のクリニックのお医者さんは、
自分の専門が何科であろうと、
一生懸命に勉強し幅を増やしているので
昔に比べると専門外も
幅広く対応できるようになっていますが
やはり餅は餅屋です。
ここからはあなたが健康を守るために
知っておいて頂きたい
内科の分類のイメージを提示します。

#3 あなたが受診するべき科

それでは、大まかに
日常生活で体調を崩した時に
何科の先生に
診てもらえばよいかを提示します。


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いわゆる
一般的に風邪と言われてるような
発熱、咳、咽頭痛、吐き気、下痢
内科”と標榜があれば
どこでも大丈夫です。


あなたが
胃痛、血便、胸やけ、
腹痛、便秘、
胃カメラや大腸カメラを
希望
するのであれば#消化器内科を受診してください。


運動すると胸が痛む、
脈のリズムが不整、
動悸を感じる時
#循環器内科を受診してください。


咳がとまらない
たばこの吸いすぎで息苦しい、
喘息症状の時
#呼吸器内科を受診してください。

食生活が悪く太った、
血糖値が気になる、
女性で脈が速く疲れやすいなどの
症状があれば
#代謝内分泌内科を受診してください。

動きが鈍くなった、
認知機能が低下、手足の感覚が鈍い、
脳卒中を調べてほしい、
意図せずに手足が震えるなどの症状

#神経内科を受診してください。


体の節々が痛い、
女性で朝に手が動きにくい、
原因不明の熱が続くなどがあれば
#膠原病内科を受診してください。

尿が突然でなくなり
全身のむくみがある時
#腎臓内科を受診してください。

健康診断で血液異常を指摘されたり、
全身のリンパが張れるなどの症状があれば、
#血液内科を受診してください。


クリニックは
看板やインターネットに標榜といって
何科に対応するか明示があるはずです。
例えば
○○○クリニック(内科、消化器内科、呼吸器内科)
とあれば対応するのは
内科全般、消化器内科、呼吸器内科となります。
ただし、
このクリニックの院長は
おそらく消化器内科が専門と思います。
消化器内科だけ標榜してしまうと
風邪の患者さんはこなくなってしまいますし、
自分が十分に対応できる
心臓や神経の患者さんも
こなくなってしまうので、
一般的には
一番初めに内科が明示されます。
そして、おそらく殆どが
二番目に標榜されている科が
院長の専門の科です。
なぜかというと
恐らくプライドの問題でしょう(苦笑)。
私は消化器内科が専門ですが、
かくいう私も
クリニックを開業したら
1番目を内科として
二番目を消化器内科にします。
そのあとに私が対応できる
呼吸器科や内分泌内科などを標榜します。
なぜかといえば
消化器内科のプライドです(苦笑)。

#4. クリニック専門領域の見分け方

クリニックの壁や
インターネットに
先生の経歴が載っていると思います。
その経歴に
専門医という資格が
載っていると思います。
この専門医という言葉が
キーワードで
○○○専門医とあれば、
その先生は○○○が専門領域です。
たとえば
消化器病専門医、内視鏡専門医とあれば、
その先生は
消化器内科が専門で
胃カメラや大腸カメラが
得意な先生だと分かります。

専門医は試験があり
一定の基準を満たさないと
合格しませんので、
専門外の先生が取得するのは
難しいので○○専門医とあれば
一発で、その先生の専門領域を
見抜く事ができるお得な情報です。
クリニックによっては
院長のみならず、
院長が専門外の科に
対応できる専門の先生を
勤務させているクリニックも
たくさんあります。
そういうクリニックは
非常に力強く、
みなさんの健康を守ってくれます。
みなさんは体調をくずしたら、
前述の症状にあわせて
内科の中の何科に受診すれば
良いかを考えてください。
餅は餅屋に
診察して頂くのが一番です。


いかがでしたか
クリニックは
どこに行っても同じではありません。
あなたの症状にあわせて、
あなたにあった
一番良いクリニックで
定期的に健康を
守ってもらってください。
最後までお読みになって頂き
ありがとうございます。
これからも、
あなたの健康に役立つ情報を
更新していきますので
ドクター未来にお付き合いください。

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