#虫垂炎を解説します!是非知っておいてください!!

#病気

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今回は虫垂炎、
みなさんが
盲腸と呼んでいる病気の
解説をしていきます。

虫垂炎は
腹痛で1-2位を争う
頻度の高い病気です。

幼児にも起こる病気なので
ママさん、パパさんも
読んで頂けたら嬉しいです。

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虫垂はどこにあるの?

虫垂とは
大腸の右下腹部にある盲腸に
5〜10cm程度のひも状の突起物があり、
これを虫垂といいます。
この虫垂が
異物や糞などで閉塞し
炎症をおこす病気を
「急性虫垂炎」と言い、
世間のみなさんは
「盲腸」という呼び名で
広く認知されている病気です。

医学用語では、
盲腸ではなく
「虫垂炎」が正式な名称です。

虫垂に炎症を起こす虫垂炎

虫垂炎は
強い腹痛を起こす病気で
1-2位を争う頻度が高い病気です。

みなさんのまわりにも
虫垂炎で手術をした人が
いるのではないでしょうか。

虫垂炎にかかる頻度は
2、3歳くらいの幼児、
小中学生、
20代くらいまでの
比較的若い人に発症率が高いですが、
高齢者を含め
男女問わず
どの世代にも見られる病気です。

私は普段、
成人しか診察しないので
忘れがちでしたが、
幼児にもかかる病気なので
子育て世代の
ママさん、パパさんも
是非この記事を
読んで頂けたら嬉しいです。

虫垂炎の原因は?

虫垂炎の原因は
すべて
解明されているわけでは
ありませんが
便が固まり
糞石と呼ばれる異物となって
虫垂を閉塞させてしまったり、
虫垂がねじれたりすることで
虫垂の血行が悪化することで
発症するとされています。

食べ過ぎ、
飲み過ぎ、
不規則な生活、
便秘、過労など
日頃の習慣によっても
症状が誘発されると考えられています。

虫垂炎の症状は?

虫垂炎の症状として
有名なのが右下腹部痛です。
右下腹部が
とても強く痛むことで
虫垂炎と診断されます。

しかし、
本当の初期症状は
みぞおち辺りに
痛みが出るのが始まりで
嘔気を伴うことが多いです。

これは関連痛というのですが
虫垂が詰まって内圧が高まり
虫垂が引き延ばされると
虫垂の知覚を司る神経が
みぞおち付近の脊髄に
伝達する事によっておこります。

つまり、
虫垂炎の初期症状は
みぞおちの痛みや吐き気なのです。

その後に
虫垂そのものに炎症が起こると、
徐々に右下腹部へと
痛みが移動し、
時間が経つほどひどくり、
最終的には歩くのが
辛くなる程の痛みとなり、
高熱も出てきます。

虫垂炎は
始めは胃もたれのような
みぞおちの軽い痛み、
嘔気に始まり
次第に右下腹部に痛みが移動して、
歩くことが辛い程の
右下腹部痛と高熱になるのが特徴です。

幼児の虫垂炎に注意が必要です!!!

ここで注意が必要なのが幼児です。
痛みを伝えるのが難しい幼児の場合、
ママさん、パパさんが幼児の症状に
気づいてあげなければなりません。


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幼児の症状としては
食欲低下、
嘔吐が初期症状です。
その後に高熱が出て
右下腹部を触られるだけでも
痛みを感じるようになり、
強い痛みのため
腹筋の力が抜けず、
背中を丸めた姿勢に
なることが多くなります。

このような時は
ママさん、パパさんが気付いてあげて
虫垂炎を疑い
直ぐに大きな病院を
受診するようにしてください。

虫垂炎の治療とは?

治療は
症状が軽い場合は
抗菌薬の投与と経過観察で
炎症を鎮める保存的治療を行います。
これがいわゆる
「薬でちらす」という方法です。

薬でちらしても、
いつか再発する人が多いので
個人的には
薬で散らして落ち着いたら、
いずれ手術で虫垂を切除する事を
おすすめしています。

発症してから
時間が経過した虫垂炎は
虫垂に穴が開いてしまう
危険性が高くなるため、
手術により虫垂を切除する
「外科的治療」が行われます。

手術は、
開腹手術と腹腔鏡下手術の
2種類の方法があります。

開腹手術の場合は
お腹を切って虫垂を切除します。

一方で、
腹腔鏡下手術の場合は、
お腹に小さな穴を開けて
腹腔内にカメラを入れて
虫垂を切除するので
体の負担が少ないです。

腹腔鏡は、
非常に優れた手術ですが、
炎症がひどい場合は行う事が出来ずに
開腹手術になってしまいます。

ですので、
虫垂炎にかかったら
炎症がひどくなる前に
病院を受診して
腹腔鏡で手術をしてもらいましょう。

虫垂炎のまとめ

それでは
虫垂炎(世間でいう盲腸)の
まとめをしていきます。

虫垂炎は
右下腹部の盲腸についている
ひも状の臓器である虫垂の炎症です。

虫垂炎は
2、3歳くらいの幼児、
小中学生、
20代くらいまでの
比較的若い人に発症率が高いですが
高齢者を含め男女問わず
どの世代にも見られる病気です。

症状は
始めは胃もたれのような
みぞおちの軽い痛み
吐き気に始まり
次第に右下腹部に痛みが移動し
高熱が起こり、
歩くことが辛い程の
右下腹部痛が特徴です。
みぞおちから右下腹部への
移動する痛みがあったら
虫垂炎を疑ってください。

痛みを正確に訴えられない
幼児の虫垂炎は
ママさん、パパさんが
気づいてあげてください。

治療は
薬で散らす点滴の治療と
お腹を切る手術の
二通りの治療方法があります。
私個人的には
再発リスクを考えると
手術がおすすめです。

手術には
開腹手術と
腹腔鏡手術がありますが
重症化していなければ
お腹に小さな穴を開けて
カメラで虫垂を切除する
腹腔鏡で行う手術をおすすめします。
腹腔鏡手術は
体の負担や痛みが少ないです。
腹腔鏡手術を行うためにも
虫垂炎を疑ったら
重症化する前に
早めに病院を受診して下さい。

ブログを最後まで
読んで頂きありがとうございます。
今回は虫垂炎の
お話しをさせて頂きました。

虫垂炎の症状があれば
早めに医療機関を
受診して下さい。

ブログの更新や
日々の役立つ情報を
公開しているので
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フォロー頂ければ嬉しいです。

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