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今回は
前回に引き続き
感染性腸炎の
簡単なまとめをしていきます。
みなさんも知っておいて
損はない知識だと思うので
是非、一読して頂けたら嬉しいです。
ウイルス性と細菌性の二種類
感染性腸炎には
ウイルス性と細菌性の二種類があります。
ウイルス性では
ロタウイルやノロウイルスが有名で
細菌性では
サルモネラ、カンピロバクター、
ブドウ球菌、大腸菌などが
よく知られています。
感染性腸炎は
すべての年齢層で発症しますが
とくに乳幼児や高齢者によく見られ
季節性があるのも特徴です。
症状は
ウイルス性は
下痢の回数が頻回ですが
重篤感は少ないです。
細菌性は
高熱と腹痛が強く
症状に重篤感が強いのが特徴です。
治療で重要な事があります!
それでは
治療で大事な事を
お話ししていきます。
感染性腸炎で最も大事な事は
治療で一番大事な事は
飲み薬を飲む事ではなく
自ら飲水で水分を補給して
脱水を予防する事なんです!!
つまり
水を飲むことが
薬を飲むよりも
大事なんです。
前回のブログでお話したように
腸炎で一番注意しなければならない事は
脱水にならないようにする事です。
吐き気がなく飲水が出来る方は
どんどん水を飲んで
十分な尿が出る程度の水を補給してください。
ポカリスエットや
アクエリアスなどの
清涼飲料水でも良いです。
下痢は
生体の防御反応なので
腸に入ったウイルスや細菌を
飲水する事で
腸の外に流し出すことが
改善への最も近道なのです。
もしも、
吐き気や嘔吐で
水分摂取が出来ない時は
クリニックを受診して
点滴をしてもらってください。
感染性腸炎では
絶対に飲まなければならない薬は
ないのです。
若い人であれば
時間経過で
自分の免疫だけで
完全に治癒していきます。
細菌感染に限り
抗生物質が有効ですが
大腸菌などは
抗生物質を飲むことにより
大腸菌が壊れて
内部の毒素が
体内にばらまかれ
症状が増悪してしまう事もあります。
ウイルス性であれば
抗菌薬は全く効きませんから
町のお医者さんが
良く処方する抗生物質には
効果がないので
飲まなくて大丈夫です。
善玉菌の入っている
整腸剤だけで十分です。
ウイルスに
抗生物質が効かない話は
非常に大事です。
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感染性腸炎でクリニックを受診した方が良いのはどんな時?
基本的に
感染性腸炎は
元気な若い方であれば
ほっておいても自然に治癒します。
では、
どの様な人が
感染性腸炎にかかった時に
医療機関を
受診すれば良いのでしょうか?
ここからは
感染性腸炎で
医療機関を受診した方が
良い人の解説をしていきます。
感染性腸炎で
医療機関を受診した方が
良い人は、
体力の弱っている高齢者や
透析ギリギリまで
腎臓の機能が低下している人です。
これらの方は
下痢が多くて
吐き気で飲水が進まない時は
速やかに医療機関を
受診する事をおすすめします。
その理由は
脱水が重篤になり
二次的に全身の循環動態が
悪くなる可能性があるからです。
若者でも
医療機関を受診した方が良い時は
腹痛が強かったり
高熱がでたり
血便がでた時です。
これらの時は
恐らく
重症の細菌性の感染性腸炎で
状態に応じては
抗生物質を処方して貰った方が
治りが早くなるからです。
感染性腸炎のまとめ
それでは
感染性腸炎のまとめです。
感染性腸炎には
ウイルス性と細菌性があり
細菌感染の方が重篤感があります。
一番大事な治療は
薬ではなく
飲水を心がけて脱水を防ぐ事です。
下痢で出てしまった水分を
飲水で補給するようにしましょう。
抗生物質は
ウイルスには全く効きません。
細菌に効く薬です。
ウイルス性腸炎で
抗生物質を飲む必要はありません。
整腸剤で十分です。
若い人は
薬を飲まなくも
殆どが自然に治癒します。
激しい腹痛、高熱、血便の
症状がある時は
医療機関を受診しましょう。
高齢で体力が弱っている方、
腎機能がもともと悪い方は、
飲水が出来なければ
速やかに
医療機関を受診して
治療をしてもらいましょう。
ブログを最後まで
読んで頂きありがとうございます。
今回は前回に引き続き
感染性腸炎に関して
簡単なまとめをさせて頂きました。
感染性腸炎はありふれて病気です。
みなさんの参考になれば嬉しいです。
では、また次回お会いしましょう。
ブログの更新や
日々の役立つ情報を
公開しているので
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