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まずは結論からです。
感染性腸炎で下痢の時は
積極的に水分を補給するのが正解です。
なぜなら
下痢で便にでている水分は
本来なら吸収されなければならない水分が
腸が炎症を起こしてしまっているせいで
水分が吸収されず
下痢として出ていってしまうだけなのです。
そのため、
下痢で出てしまった水分の分だけ
経口摂取で補わなければならないのです。
という事で
今回は感染性腸炎の下痢の時の
注意点をお話していきます!!
感染性腸炎で下痢の患者さんに良くある勘違い
この前、
私ドクター未来が
実際にクリニックで
勤務していた時のお話です。
若い男性が
感染性腸炎のために受診されました。
その方は激しい下痢で
便が水の様になってしまっているとの事で
受診をされました。
下痢が激しいので、
下痢で水分が出ていかないように
水分摂取を控えているとの事でした。
診察すると
御本人の皮膚はカサカサで、
強い倦怠感を訴えていました。
この様な受診は
クリニックには良くある光景で
あるあるのお話なのです。
これは
患者さんによくある勘違いなのですが
何故この男性が
肌がカサカサで
倦怠感が強くなってしまったのかというと
答えは脱水なのです。
下痢が起こるのは何故?実は感染性腸炎の治癒に重要な下痢!!
ウイルスや細菌が
付着した食べ物を
食べてしまうと
胃や腸に
ウイルスや細菌が感染し
胃や腸に炎症が起こります。
腸に炎症が起こると
腸が水分を吸収する機能が落ちて
本来なら
腸で吸収されなければならない水分が
吸収されずに下痢となり
どんどん体外に水分が漏出されてしまうのです。
つまり、
下痢で出てしまう水分は
腸に炎症が起こっていなければ
腸から吸収されていなければ
体に必要な水分なのです。
つまり
感染性腸炎が起こると
腸に炎症が起こり
本来、吸収されるべき水分が
下痢として体外に漏出してしまうのです。
その漏出した水分を
自ら心掛けて積極的に補給しなければ
どんどんと脱水になっていってしまうのです。
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もしも、
冒頭の患者さんのように
下痢で水分が出ないようにと、
飲水を控えてしまうと、
脱水を助長する事になってしまい
むしろ危険なのです。
出ていってしまった下痢の水分を
飲水で取り返す事が正解です。
また、
感染性腸炎で起こる下痢は
ある意味で生体の防御反応なのです。
腸に入り込んだウイルスや菌を
下痢で腸から排泄している
いわゆる人体の防御反応なのです。
意識的に
飲水して
入り込んでしまったウイルスや菌を
体外に排泄してしまいましょう。
それが治癒への近道となるです。
どれ位の水分量を飲水したら良いのでしょう?
ここからは、
感染性腸炎で下痢の時に
必要な飲水量のお話です。
私が患者さんに
お勧めしている
水分の摂取量のお話をします。
十分に水分を摂取すると
尿をしたくなります。
腸から吸収された水分は血液となり
腎臓で尿となります。
体に十分な水分がいき渡ると
尿意を感じるようになります。
つまり、
体に十分な水分の量が
摂取出来たかのサインは
おしっこに行きたくなるかどうかです。
私ドクター未来は
患者さんに
定期的におしっこをしたくなる程度の
飲水量を、患者さんに
いつもおすすめしています。
ただし、
心臓や腎臓が弱っている方は
飲水制限があると思うので
かかりつけ医に相談してください。
感染性腸炎で下痢の時に大事な事
感染性腸炎で
下痢がひどいときは
下痢で喪失した水分の分だけ
積極的に飲水を行って
脱水を補正してください。
下痢を恐れて飲水を控えるのは
逆効果で危険です。
十分な尿意を感じるまで
飲水を心がけてください。
下痢は生体の防御反応です。
腸に入ったウイルスや菌を
下痢で体外に流しだしてくれているのです。
しっかり飲水して
下痢で体外に
ウイルスや菌を流し出すことが
治癒への近道です。
ここまでブログを読んで下さり
ありがとうございます。
では、また次回お会いしましょう。
ブログの更新や
日々の役立つ情報を
公開しているので
フォロー頂ければ嬉しいです。
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